ミュージックシーンを上書きするサウンドクリエイターたち

Kazumi

ギズモード・ジャパン、ルーミー統括プロデューサー / クリエティブディレクター。
元SILLY(サイバーエージェント)、ギズモード編集長。MTV JAPANディレクターなどなどを歴任。

もし今のミュージックシーンに停滞感を感じるなら、ぜひ一度、SILLYがPUSHする気鋭のサウンドクリエイターたちの「言葉」と「音源」をチェックしてみて欲しい。新しい潮流は、つねにその前の閉塞状況から生まれる。そして道は必ず開ける。彼らの音は、自由そのものだ。


電子音楽業界を賑わす異端のビートメイカー“Seiho(セイホー)”
彼が生み出す音楽はデジタルなのに人間味に溢れ、官能的でどこまでも美しい。ときにプロデューサーとしても活躍し、矢野顕子とのコラボレーション作品もある。きっと誰もが知らずに、彼の手掛けた音楽を一度は耳にしているはずだ。



はじまりはあくまで遊びの延長、と笑うTHC(TOKYO HEALTH CLUB)メンバー。「音楽で飯を食うつもりはなかった」と語るが今でもそれは変わらないのだろうか。


日本での会社勤めに疲れてLAで仕事を見つけ、そこで得た自分のための時間で音楽作りを再開できたというstarRo自身、「行動に移す」ことを実践したからこそ今の人気を得たことになる。



18の頃から東京で過ごすことで感じた焦燥感や孤独は創作のエネルギーになっていたとも語るAlbino Sound。社会にあるひずみをエネルギーに変え、音楽へと生まれ変わらせる感覚にクリエイターとしての本質を垣間見た気がした。

 


「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったものだが、まさにそれを体現し活躍している一人の青年がいる。彼は自らをSEKITOVAと名乗り、若干21歳にしてクラブシーンに名を馳せるDJ兼トラックメイカーとして活動している。 



音楽を聴きたくなる瞬間は人によって違うが、だれしもが自然とシチュエーションによって聴く音楽を選んでいるはずだ。今回取材するのはとかく夜に似合うベッドルームミュージックを作るビートメイカーsubmerse。   



K.A.N.T.Aについて紹介しておくと、彼は18才でアルゼンチンのプロサッカーチームと契約し、20才の頃に突如チームを去った。ふとん1枚と3000円だけ持って東京へ移住し、ミュージシャンとしての活動をスタートした。


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