いとうせいこうインタビュー③「HATEが溢れる時代だからLOVEを」日本語ラップのオリジネーター、いとうせいこうが語る濃いトークはまだまだ続く。「フリースタイルダンジョン」の舞台裏が語られたvol.1、ヒップホップ黎明期の秘話が語られたvol.2に続く最終回は、今年開催された「いとうせいこうフェス」と、自身が参加するバンド「DUBFORCE」について。この活動についてのご本人の思いが語られたと同時に、HATEな言葉が溢れる現代への、熱きメッセージが。「フリースタイルダンジョン」で初めていとうせいこうを知ったという若者も、ぜひ最後まで熟読あれ!■vol.1はこちら■vol.2はこちら2016.12.28 12:00
いとうせいこうインタビュー② 「スクラッチできるDJは5人しかいなかった」日本語ラップのオリジネーター、いとうせいこうの濃厚なインタビュー。「フリースタイルダンジョン」の成功秘話に続いて語られたのは、日本語ラップ誕生の経緯。日本のヒップホップが生まれた時代の貴重なエピソードをお届けする。■vol.1はこちら2016.12.27 12:00
日本語ラップの先駆者・いとうせいこうに訊く、フリースタイルが支持される理由「フリースタイルダンジョン」の盛り上がりには驚かされる。DJがかけるサウンドに合わせて即興(=フリースタイル)でラップし、言葉でバトルする…。そんなヒップホップのプリミティブなカルチャーが地上波のテレビで放送され大きな人気を得るとは。毎回、若きラッパーたちの挑戦を受ける“モンスター”に至っては、今やお茶の間の人気者的存在。だれがこれほどの盛り上がりを予想したであろうか。この大晦日には、特番として「AbemaTV presents フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」が放送される。時間は夜8:00から。そう紅白歌合戦の真裏。AbemaTVの放送で、国民的歌番組に真っ向勝負するわけだ。「フリースタイルダンジョン」が、そして日本のヒップホップが、日本語ラップが、なぜこれほどまでに盛り上がっているのか? それならぜひこの方に話を聞いてみたいと思っていた人物へのインタビューが実現した。いとうせいこう氏だ。「フリースタイルダンジョン」の審査員として、そのキーパーソンであるのはもちろん、日本語で最初にラップをはじめた本当のオリジネーターでもある。「フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」の収録の合間をぬって話していただいたこのインタビューは、「フリースタイルダンジョン」の裏側にはじまり、日本のヒップホップ黎明期の秘話、そしてSNSに罵詈雑言があふれる現代の“言葉”についてまで……濃厚にして読み応えたっぷりの内容となった。30分ほどのインタビューとは思えない、その言葉数。まさに日本語ラップのオリジネーターの面目躍如! 3回に分けてお届けするインタビュー、まずは「フリースタイルダンジョン」への思いからスタート! カマセー!2016.12.26 12:00
EDWINの逆輸入モデルを、原宿に誕生したニューショップで入手EDWIN(エドウイン)の新しいショップが原宿にオープンした。いわゆる“裏原”といわれたエリアの、さらに少し裏手。バッグブランドのUNBYの直営店とパタゴニアサーフのショップの間といえば、原宿に行き慣れてる方なら分かるだろうか? この辺りもショッピングエリアとして、かなり注目の店が増えてきており、このEDWINのショップもそのひとつになるだろう。2016.11.30 23:30
来日間近! マスターズ・アット・ワークを90年代生まれが語る90年代ダンスミュージックの歴史を語るには欠かせないユニット、マスターズ・アット・ワーク(MAW)が、11月19日(土)新木場ageHaで来日公演をおこなう。MAWは、ルイ・ヴェガとケニー・ドープというDJ/プロデューサー2名によるユニットで、ルイはラテンとハウスミュージックをルーツに持ち、グラミー賞を受賞した実績も。一方のケニーはヒップホップやレゲエがベースで、今もストリートから強い支持を受けている。異なるバックグラウンドを持つふたりの個性が合わさったことが最大の魅力だ。彼らがプロデュースやリミックスを手がけたのは、マイケル・ジャクソン、マドンナ、ジャネット・ジャクソン……その名前を並べただけでも、MAWの大物ぶりが伝わってくる。2016.11.16 15:00
眼鏡なのにポストパンク! やべぇヤツが掛けてる東京発アイウエア10月の上旬は眼鏡業界の展示会シーズンだ。パリと東京で大きな展示会が開催され、ここで毎年、次のシーズンのアイウエアがお披露目される。東京では、有明のビッグサイトにある会場に大手メーカーのブースが軒を並べ、日本各地や海外の眼鏡店のバイヤーが買い付けに訪れる。芸能人やマスコミも多く招かれて派手な催しも行われている。2016.10.12 10:00
CASSETTE STORE DAY JAPAN初開催。カセットブームの加熱は必至!日本でも「カセットストアデイ」が開催されるという。大反響だった中目黒のカセットテープ屋「Waltz」のレポート記事を始め、SILLYでもカセットテープリバイバルのムーブメントをずっとフォローしてきたけれど、いよいよこのムーブメントが本格化しそうだ。2016.10.06 05:00
GARBSTORE×Reebok。そのデザイナーが語る伝統とハイテク。GARBSTORE(ガーブストア)、あるいはIan Paley(イアン・ペイリー)という名を聞いても、よっぽどのファッションヴィクティムでもない限り、ピンとは来ないかもしれない。でも、実は、イアン・ペイリーは英国のアパレル業界では知る人ぞ知る重要人物。かつてポールスミスでシニアデザイナーを務め、R.Newboldにも関わっていた。SILLYでも紹介したリーボックとケンドリック・ラマーのコラボ作のデザインも手掛けたと聞けば、その大物ぶりも伝わるかもしれない。2016.09.26 10:00
ひと月経って振り返る、フジロック2016のサムシングニュー来年のフジロックが楽しみだ!苗場から帰るとき、そんな気分になったフジはひさしぶりだったかもしれない。終わってひと月ほどが経って少しは冷静になって振り返ってみたけれど、その気分は変わらない。 長年フジロックに行ってるし、多くのフジロッカーにとってと同様に、自分にとってフジロックが特別な空間なのは確かだ。でもここ数年、なんとなくテンションが落ちてきてたのも否定できない。かつてのフジロックには、毎年新しいサムシングがあったし、毎年のように新しい刺激があった……。でもここ数年、それを感じなくなってしまったりもしてた。フジロックが今年で終わる……そんな噂も耳にしたし、ここ数年のフジロックのテンションには、その噂にリアリティを持たせてもいた。たとえ終わらなくても、来年以降はシュリンクしていくんじゃないだろうか? 20周年のフジロックは、そんな終わりの始まりになるんじゃないか!? ヘッドライナーにシガー・ロスやレッチリがラインナップされた豪華な布陣は、消える前の最後の輝きにすら思えた。ところが、そんな悪い予感は覆された。20周年のフジロックは、素晴らしかった。それも近年稀に見るほどに。 2016.08.19 10:00