ストリートに精通する鮨職人が手掛けるフィッシュバーガー専門店「deli fu cious」歳を重ねてからというもの、いわゆるジャンクフードを食べる機会は減った。ヘルシーな和食ばかり食べてしまう私の生活から「ハンバーガー」は、ほぼ姿を消したに等しい。しかし去年の年末、鮨職人がプロデュースするフィッシュバーガー専門店「deli fu cious(デリファシャス)」が中目黒にオープンしたと聞き、興味をそそられ足を運んだ。野菜がふんだんに使われたフィッシュバーガーは、しっかりと味がついているのにあっさりとしていて、ぺろりとたいらげてしまった。鮨職人はなぜ鮨屋として独立するのではなく、フィッシュバーガー専門店をオープンしたのだろうか。その理由に迫った。2017.02.10 10:00
急行の止まらない街。西永福で音楽家が営むカレー屋「ウミネコカレー」私は杉並区の西永福という場所で友人と暮らしている。とてもローカルな町で、夜になるとほとんどの店が閉まり、深夜に出歩く人はいない。田舎育ちの私にはそれが心地良い。ある日同居人から、「近所にできたカレー屋さん、おいしいらしいから今度行こうよ」と言われた。それがウミネコカレーとの出会いだ。2016.12.23 12:00
猫付きマンション創設者に聞いた、猫ブームの光と影ある日、ネットで「猫付きマンション・シェアハウス」というものを見つけ、物件を取り扱っている「しっぽ不動産」に取材をお願いした。運営元はNPO法人東京キャットガーディアンという猫の保護団体。日本で初めて「猫付きマンション・シェアハウス」を企画し、各地で猫に関する講演を行い、『猫を助ける仕事』などの著書をもつ代表の山本葉子さん。彼女が考える、猫と人間の向かうべき方向とは。2016.12.09 10:00
深夜の東京をただただ集団徘徊するだけのイベント夜は寝るためだけに用意されたものではない。ナイトクラビングする人、飲み明かす人、意味もなく夜更かしする人。過ごし方は違えど、さまざまな形でみんな夜を楽しんでいる。もちろん楽しいことだけが起きているわけではないだろうけど。 あるとき面白いイベントはないかとネットサーフィンしていたら、「深夜徘徊」という文字が目に留まった。なにやら東京各地を深夜に3時間かけて歩き回るイベントらしく、「一般社団法人いっぱんじん連合」という謎めいた団体が主催しているようだ。一体誰が、何のためにわざわざ深夜に街を徘徊しているのか。気になって仕方がなくなった私は、その実態に迫ることにした。2016.11.04 10:00
ノリでライム刻んで話題騒然。一気にラップシーンを駆け上がるchelmicoって一体何者?とにかくPOPでとにかくキュートなガールズラップユニットchelmico(チェルミコ)。普段はマニキュア塗ったり恋バナしたりと、街にいる女の子となんら変わらない生活をおくるふたり。でもPOPなトラックに乗って聞こえてくるのは、その見た目からは想像もつかないスキルフルなラップ。突如現れた新星にザワつく日本語ラップ界。プロフィールをググると、“イケてるガイズに出会うために都内近郊でラップ中♡”の文字。不遜というか、なんというか……。このふたり、いったい何者?2016.10.17 10:00
ZOMBIE-CHANGが描く摩訶不思議な音の世界ZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)神奈川県出身。ZOMBIE-CHANGはプロジェクト名であり、メンバーはひとり。作詞作曲からライブパフォーマンスまで、すべてMeirin Yung(メイリン ヤン)が行う。彼女が作る音楽を形容する言葉を一晩中考えてみたが、その答えは見つからない。ローファイな音源と、なんともいえない気の抜けた声。すこぶる可愛い女の子が、「せめて悲しいときはそばにいてくれないか」と人間くさい歌詞を唄うのだ。そのアンバランスさが、きっと彼女の魅力のすべてなのだろう。聴けば聴くほどクセになる不思議な音楽は、一体どのようにして生まれるのだろうか。2016.10.10 10:00
「口にできない思いをリリックに」シンガーソングライターiriの願い10月26日、シンガーソングライターiriのデビューアルバム「Groove it」がリリースされる。デビュー前にも関わらず、今夏のサマーソニックに出演するなどすでに注目を集めている彼女。都会的だがどこか懐かしさを持ち合わせる楽曲群とハスキーな歌声に惹かれた私は、iriに音楽に対する思いを聞くべくインタビューの依頼をした。今回が彼女にとってはじめてだと語るインタビューに少し緊張をにじませながらも、胸に秘めた熱い思いを丁寧に話してくれた。2016.10.08 10:00
若手シンガーソングライターの注目株。向井太一が音楽に託すものKANDYTOWNやyahyel、D.A.N.など、今若手の音楽シーンは盛り上がりを見せている。彼らは作詞作曲にはじまりMV制作、プロモーションなど音楽以外の表現も自らプロデュースし、自分たちの周辺のクリエイターとチームになって自身の世界観を創り上げてしまう。今回インタビューしたシンガーソングライター、向井太一もまた、彼らと同世代のミュージシャンであり、同じように同世代のクリエイターと積極的にコラボレーションしてシーンを盛り上げようとする立役者のひとりである。2016.10.06 10:00
軽い気持ちでTinder使って、マジで好きになっちゃってどうしようTinderを使った出会いはポジティブか、それともネガティブか。海外では3年ほど前くらいから、日本ではここ1年でこうしたマッチングアプリが急速に広まっている。眉唾な部分もあるが、アメリカでは今や結婚したカップルの3組に1組がネット上から出会っているらしい。しかしSNS感覚でマッチングアプリを使う海外とは違って、日本では「マッチングアプリ=出会い系」と白い目で見る人もたくさんいるもの。だけど正直な話、独り身の人なら軽い気持ちでアプリをダウンロードしたこと、1回くらいあるんじゃない? 使用経験を周りに話すか話さないかはひとまず置いておいて、実際にマッチングアプリを使って出会いを求めた人たちがどうなったのかをリサーチしてみたよ。2016.09.06 10:00
「結婚のメリットは社会的評価」男をアクセサリーにする女たちの嘆き亭主関白な夫に尽くす嫁。男は外で稼ぎ、女は家で子育てをする。今の時代にそんな家庭図を描こうものなら、きっと世の女性から一蹴されてしまうだろう。草食男子という言葉が散々取り沙汰されたのちに話題を呼んだ肉食女子。果たして「肉食女子」と呼ばれた女性たちは今、時代の移り変わりとともにどう変化しているのだろうか。その実態に迫るべくアルコールを片手に行われた取材で顕かになった恋愛に貪欲な女性たちの赤裸々すぎる本音。恋愛に対して消極的な私の心の声とともに心して刮目せよ。2016.08.27 06:00
伝説のサーファー・佐藤延男が語る「正しい生き方のススメ」先日ある人に会いに、東京から遠路はるばる伊豆半島まで行ってきた。それも半島の南端にある町、下田市。熱帯植物が生い茂り、深い緑と透明な海に囲まれた自然豊かなところだ。2016.08.24 10:00
時代が生んだ映像作家、dutch_tokyoが魅せる多様な世界2000年代初頭、携帯電話が広く普及し、中学にあがればガラケーを持たせてもらえる子どもが激増した。少年少女たちは小さな画面にかじりつき、チャットやゲームアプリなどを楽しんだ。しかしある少年は当時出回っていたゲームをつまらないと感じ、それなら自分で作ってしまおうと独学でプログラミングを学び始めたという。そして自作のゲームを友達に配り歩き、自分たちだけのユートピアを創り上げてしまったのだ。その少年こそが、若手映像作家dutch_tokyoだ。2016.07.30 10:00