BOYS AGE presents カセットテープを聴け! 第22回:トゥモローズ・チューリップス『インディ・ロック・ロイヤリティ・コーム』日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画! 今回のお題は、トゥモローズ・チューリップスの『インディ・ロック・ロイヤリティ・コーム』。カセット人気の火付け役、〈バーガー・レコーズ〉から2016年初頭にリリースされた8曲入りEPです。そのグランジ/スラッカー・ロック/ローファイ・ポップなサウンドは、「カリフォルニアの夏を表現するのにこれ以上相応しいバンドはいない」とも言われるほど。2017.02.26 10:00
BOYS AGE presents カセットテープを聴け! 第20回:ポリス『シンクロニシティ』日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画!今回のお題は、ポリスのラスト・アルバム『シンクロニシティ』。1983年の作品です。本作は、彼らが元来持っていたプロッグ体質と、その後のスティングのソロで露わになるワールド・ミュージック志向が垣間見られる作品。そして、全米チャートで8週連続1位を獲得した代表曲“見つめていたい”が収録されている作品でもありますね。ちなみに、「どんな細かいしぐさも見つめている/君は僕のもの」という、甘ったるく、しかし受け取りようによってはゾッとするリリックを持つこの曲は、ストーカー・ソングとも、ビッグ・ブラザー的な監視社会批判とも言われています。 2017.02.23 10:00
究極のiPhone用イヤフォンは? AirPods vs BeatsXiPhone7がステレオミニプラグを廃止したこともあり、注目が高まり続けているBluetoothイヤフォン市場。その大本命としてリリースされたのが、アップルのAirPodsとBeatsによるBeatsXです。どちらも実質的にはアップル製品(Beatsはアップルが買収し、BeatsXは初のアップルチームとの共同製作となった)で、共通のチップを採用しているモデルですが、その外観から使用感まで大きく違っているのが実際のところです。ここでは両製品の購入の参考になればと思い、実際に両者を使用してのレビューをお届けします。 2017.02.22 10:00
リッチー・ホウティンが手がけた日本酒「ENTER.SAKE」を飲んだミニマルテクノの帝王にして、誰もが知る世界トップDJであるリッチー・ホウティン。ですが、彼がこれまでのキャリアを通じて日本酒に魅了され、自身の日本酒ブランドを手がけるまでになったことをご存知でしょうか?それが「ENTER.SAKE」です。あのリッチー・ホウティンがどのように日本酒を世界に紹介しているのか? その味は?と、興味を惹かれながらも、世界に向けて日本酒を紹介するブランドのため、同ブランド商品は入手困難な状態でした。しかし、このたびディスクユニオンが主力ラインナップの取扱を開始したことにより比較的手に入りやすい状況に。2017.02.16 10:00
BOYS AGE presents カセットテープを聴け! 第19回:ア・トライブ・コールド・クエスト『ミッドナイト・マローダーズ』日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画!今回のお題は、ア・トライブ・コールド・クエストが1993年にリリースした3rdアルバム『ミッドナイト・マローダーズ』。「ニュースクール」と呼ばれるヒップホップの潮流を生み出したトライブは、紛れもなく90年代を代表するグループの一組。そしてこの『ミッドナイト・マローダーズ』は、彼らがもっとも大きな商業的成功を収めた作品です。ヒップホップの重低音とジャズを結合させた革新的な『ロウ・エンド・セオリー』に続くアルバムであり、そこからサンプリング主体へと立ち返って生み出された最高傑作の一枚ですね。2017.02.02 10:00
BOYS AGE presents カセットテープを聴け! 第18回:ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ『アポロ18』日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画!今回のお題は、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツが1992年にリリースした4thアルバム『アポロ18』。これは、オリジナル・メンバーのジョン・リネルとジョン・フランズバーグによるデュオ編成から、フル・バンド編成へと移行する前の最後の作品。ゆえに、二人の奇才っぷりがもっとも濃密に凝縮された、バンド初期を象徴する傑作です。そして、グランジ・エクスプロージョンが巻き起こっていた1992年という時代の影に埋もれてしまった、まさに隠れた名盤でもあります。2017.01.26 11:00
カセットテープを聴け! 第17回:デヴィッド・ボウイ『ヤング・アメリカンズ』 presented by BOYS AGE日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画!今回のお題は、デヴィッド・ボウイが1975年にリリースした『ヤング・アメリカンズ』。『ジギー・スターダスト』以降、グラム・ロックのアイコンに祭り上げられていたボウイが、白人的な解釈によるソウル・ミュージック=プラスティック・ソウルへと華麗な転身を遂げた作品ですね。アルバムごとに変わり続けるというボウイのイメージは、本作によって決定づけられたと言っても過言ではありません。シーンへの影響という観点でも、後の80年代ブルー・アイド・ソウルやニュー・ロマンティクにサウンドとヴィジュアルの両方で大きなヒントを与えた重要な作品です。2016.12.31 10:00
永遠とは何か。欅坂46「二人セゾン」が描く生と死と恋欅坂46「二人セゾン」をあなたはもう聴いただろうか?ザ・ラーズの名曲“ゼア・シー・ゴーズ”を思わせる美しい楽曲、バレエを取り入れたダンス、少女性とモラトリアムをモチーフに生の祝福を描くMV。そのどれもがひとつとなった、デビューシングル「サイレントマジョリティー」を超える名曲だ。2016.12.29 12:00
「KOHH=みんなのうた」か? その良さを理解できなかった男の独白「KOHHのどこが良いの?」今年、いろんな人に同じ質問をした。時は2015年。身の周りで「KOHH良い」という評判を聞くようになり、海外での人気も知るようになった。とりあえず手に取ったのは最高傑作と呼ばれる『DIRT』。だが、コレがまったく分からなかった。線の細い踊れないトラック、ブルーハーツをもっと単純にしたような平易すぎるリリック、従来の日本のヒップホップからすると素っ頓狂なフロウ。そのどれもが新鮮ではあったが、正直に言えば稚拙に感じられたのだ。 この〈SILLY〉においても数々の人気記事を手がけている田中宗一郎氏、今年サインマグにてKOHHやフランク・オーシャンについての素晴らしい原稿を書いた天野龍太郎くんを筆頭に、みんな彼らなりに考えるKOHHの良さをいろいろと教えてくれたが、結局はその瞬間が来るまでは納得することはできなかった。 「その瞬間」への入口となったのは“Living Legend”と、”Die Young”のMVだった。2016.12.25 10:00
まとめ「カセットテープを聴け!」名勝負10選“日本で一番圧倒的に天才かつ世界でも頂点の一つに君臨するバンド、Boys Age”のKazと、音楽評論家がカセットテープ作品を題材にレビュー勝負を繰り広げる連載「カセットテープを聴け!」。その名勝負をランキング形式でご紹介。花のない桜を見上げて、満開の日を想おうじゃないか。10位レディオヘッド『OKコンピューター』2016.11.29 12:30
「未来を選び、運命を変えたい」愛と意志で全うしたTHE NOVEMBERSの新作を3つのキーワードで紐解く「僕は30年かけて、バンドは11年かけて、この『Hallelujah』を作ったような気持ちでいます」と小林祐介(Vo/Guitar)が自ら公言する最高傑作を作り上げたTHE NOVEMBERS。2005年に結成され、バンド名にちなんだ記念すべき11周年を今年2016年に迎えた彼らだが、この6枚目のアルバムとなる本作『Hallelujah』はまさしくそんなアニバーサリー・イヤーにふさわしい“ベストアルバムかつ新たなファースト・アルバム”と言っても過言ではない作品となり、各CDショップ店頭やメディアを賑わせている。そんな話題作を作り上げた小林祐介に初のインタビューを行った。2016.11.03 10:00
°C-uteがアメブロで証明する「ブログもチームワークだ」ハロー!プロジェクト所属、2005年より活動を開始し2017年6月のさいたまスーパーアリーナでの単独公演をもって解散することを発表した人気アイドルグループ『℃-ute(キュート)』。結成以来何度かののメンバー脱退を経て現在の5人に落ち着いてからは見事なチーム力を発揮し、歌、ダンスといったパフォーマンスのレベルは高さがアイドル界随一との評判を得るまでに。そんな彼女たちの絆は「今後1人でも抜けたらそこでグループは終わり」という旨の発言に表れている。2016.10.29 01:30