リッチー・ホウティンが手がけた日本酒「ENTER.SAKE」を飲んだ

ミニマルテクノの帝王にして、誰もが知る世界トップDJであるリッチー・ホウティン。ですが、彼がこれまでのキャリアを通じて日本酒に魅了され、自身の日本酒ブランドを手がけるまでになったことをご存知でしょうか?


それが「ENTER.SAKE」です。


あのリッチー・ホウティンがどのように日本酒を世界に紹介しているのか? その味は?と、興味を惹かれながらも、世界に向けて日本酒を紹介するブランドのため、同ブランド商品は入手困難な状態でした。


しかし、このたびディスクユニオンが主力ラインナップの取扱を開始したことにより比較的手に入りやすい状況に。


リッチー・ホウティンが日本酒にほれ込み、日本酒を世界に広めたブランド『ENTER.SAKE』の取扱いを開始します。 彼は日本酒の啓蒙活動が評価され第9回「酒サムライ(平成26年)」叙任者としても知られています。今回はブランドの主力ラインナップである"BLACK"の720ml瓶と180mlのカップ酒の2種をご用意いたしました。 日本のファンの為に(製造は日本という事で)逆輸入のような形ではなく、蔵元から直接取り寄せる事が可能となりました。彼が惚れ込んだお酒をご堪能下さい。


早速入手してみたENTER.SAKE BLACK。


手がけるのは「蓬莱泉(ほうらいせん)」で知られる愛知県の関谷醸造。65%という精米歩合、そして自社製の焼酎を添加していることから「蓬莱泉 秀撰」がベースになっているように思われます。


まずは常温で試飲。香りは甘めの日本酒。軽く柔らかな飲みくちから、焼酎由来と思われる刺激が喉に伝わり、米の甘い香りが口の中に広がり鼻に抜けていきます。


次いでぬる燗で飲むと、さらにやわらかな飲みくちになり、刺激や辛さが和らぐ印象。


そして個人的におすすめの飲み方は熱燗。どうしても気になるアルコールの刺激感が温度による刺激と重なることで和らぎ、ほどよい「SAKE」感に。ちょっとしたつまみと一緒に楽しみたい感じです。


ENTER.SAKE BLACK
日本酒 
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・焼酎(自社製) 
精米歩合65% 
アルコール14.5度 


エントリーモデルということで、ふだん日本酒を好んで飲んでいる日本人にはちょっと違和感があるかもしれませんが、このデフォルメ感が「ライス・ワイン」としてではなく「SAKE」として日本酒を世界に紹介するリッチー・ホウティンの狙いなのかも(高級ラインでは獺祭なども取り扱っています)。


彼が手掛けたイベントの音源が公式SoundCloudにて公開されているので、これを聴きながらあえてエクレクティックに日本酒を楽しんでみるのが、日本人ならではの「ENTER.SAKE」の楽しみ方かもしれません。


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