(左からMinnesotah、Neetz、DIAN)
IO 今回は1stアルバムっていう形で出たけど、コンセプトとしては「BLAKK MOTEL」や「Kruise」と変わってないと思うんですよ。そういう意味で、この「KANDYTOWN」というアルバムは今の俺たちなんだと思う。俺らは常にKANDYTOWNなんです。
KANDYTOWNは、IOが監督した映像や数々の音源などをひっくるめたさまざまな要素が絡みあって成立している。彼らに妙な勘ぐりは必要ない。日本のヒップホップシーンにはかつて彼らのようなクルーはいなかった。生粋の都会っ子たちだけで構成され、しかも純粋な音楽好き。おまけにバッドボーイでもない。それが形になった。だから彼らは新しい。
Minnesotah 「KANDYTOWN」って作品はもちろん音楽のアルバムなんですけど、ジャケットのアートワークやIOくんの映像みたいな視覚的なものも踏まえたうえで、このアルバムなんだと思う。トータルなアート作品というか。耳で楽しむだけじゃなくて、いろんな要素が混ざっている気がします。
通常盤のジャケットはYUSHIの描いた絵がフィーチャーされた。クルーの”KING”YUSHI。KANDYTOWNは彼と共にある、という意思表示を強く感じさせる。同時にYUSHIのカリスマ的な大胆さとロマンチストな繊細さも表現されている。
(IO)
1stアルバムを出すときは
YUSHIの絵を使おうと決めてた
IO KANDYTOWNで1stアルバムを出すときは、最初からYUSHIの絵を使おうと決めてたんです。いろんな絵があったんですけど、パッと観たときのインパクトがすごかったんでこれにしました。
また初回限定盤はポケットバイブルサイズの書籍仕様で、40ページにも及ぶアートブックが付属する。アートブックにはオカモトレイジが撮影したKANDYTOWNのプライベートスナップが収められる。
IO 俺らはいつも変わらずフレッシュなままなんだけど、今までは意図的にいろんなものを見せないようにしてたんです。別に隠したかったわけじゃないけど、すべてを見せようとは思わなかった。
MIKI 見せる必要もないしね。
IO でも今回はレイジが撮ってくれたラフで日常的な写真が結構あった。レイジだからというより、普通のカメラマンの人じゃなくて、いつも一緒に遊んでるホーミーが撮ってくれた写真というのが重要で。あの写真は本当に遊んでる瞬間なんですよ。
DIAN レイジくんは、ライブのときとかもステージに上がって超盛り上がりながら撮ってたよね(笑)。
YOUNG JUJU トイレに入ってるときとかも撮ってくるもん(笑)。
IO そういう意味で今回は2ステップくらい多めに、俺らの姿を見せてます。
クルーの名前を冠した記念すべき1stアルバムで、しかもメジャーレーベルからのリリース。このタイミングにメンバーをプレゼンテーションしたくて、そういったものを見せようと思ったのかと訊くと……。
IO いや。あったからですね、そこに写真が。
(YOUNG JUJU)
この音楽が
俺らのことをつないでる
先ほど、Minnesotahは「IOくんの映像とか視覚的なものも踏まえたうえで、このアルバムがあると思う」と語ったが、まさにKANDYTOWNとは音や映像はもちろん、彼らの振る舞いや発言をも含めたトータルのアート表現なのだと思う。そんな彼らに自分たちがどう見られたいのかを質問してみた。
YOUNG JUJU MUDはバッドボーイに見られたいでしょ(笑)?
MUD いやいや、俺はかわいいよ(笑)。音楽なんて好き嫌いがあるのは当たり前だから、俺は俺らのことを好きだと思ってくれる人がいれば、それでいいです。生まれて、友達できて、つるむ仲間になる。いつも一緒に遊ぶ人っているじゃないですか、このアルバムは「俺らにはこういう友達がいるぜ」って感じです。
YOUNG JUJU みんな単純にいいヤツだから、それが伝わればいいと思ってる。
Neetz 面白いヤツらの塊だからね。でもどう見られたいって難しいな。
DIAN この歳で、みんなでこういうふうにやってられるのはラップがあるからなんです。この音楽が俺らのことをつないでるんですよね。俺自身は今回のアルバムはそういうものだと思ってます。でも感じ方の強要はしたくないから、自由にフィールしてくれればいいと思います。
MIKI 俺はフィルターなく素直に音を聴いて、単純に感じてほしいですね。俺らが幼馴染みとかそういうのはどうでもいいかな。
Minnesotah アルバムを聴いてもらって、映像も観てもらって、ライブに来てもらって、それでただフィールしてくれたらいいと思います。それが一番分かりやすい。
IO 俺たちはかっこいいと思ってることをやってる。だから「かっこいいことやってんな」って思ってほしい。
(MIKI)
今回は、全国ツアーも行われる。11月1日の東京・SOUND MUSEUM VISIONを皮切りに、11月18日に福岡・graf、11月19日に広島・BACK BEAT、11月22日に大阪・SUNHALL OSAKA、11月23日に名古屋・club JB'Sをクルー総出で回る。
YOUNG JUJU 今まではずっと制作だったから、「やっと来た〜!」って感じ(笑)。ツアーはみんなで行くからもはや家族旅行ですよ。でも俺はその後自分のソロアルバムのツアーもあるんだよな……。
DIAN ついに出るんだ!
YOUNG JUJU KANDYTOWNのツアーの真っ最中だね。11月23日に俺のソロアルバム「juzzy 92」が出ます。でもひとりでツアー回るのは嫌だな……。KANDYTOWNのライブはまだ細かいことは決まってないけど、仲間のDJとかが参加したりして、デイタイムの早い時間帯にがっちりやるんで楽しみにしててください。
IO 俺らのスタイルを見せつけるんで。
【INFORMATION】
KANDYTOWN 5CITY TOUR POWERED BY CARHARTT WIP
前売り¥3,000/当日¥3,500(※オールスタンディング・ドリンクオーダー別)
11/1(火)@東京・SOUND MUSEUM VISION
11/18(金)@福岡・graf
11/19(土)@広島・BACK BEAT
11/22(火)@大阪・心斎橋SUNHALL
11/23(水・祝)@名古屋・club JB'S
■チケット一般販売
販売期間:発売中
プレイガイド情報:
ローソンチケット:http://l-tike.com/(Lコード:72484)
チケットぴあ: http://t.pia.jp/(Pコード:312-775)
イープラス:http://eplus.jp ※枚数制限4枚 ※一般販売分には未発表音源CDは付きません。
■未発表音源CD付き前売りチケット限定追加販売
販売開始日:10月22日(土)
取扱い店舗:東京 :Carhartt WIP Store Tokyo
名古屋:Carhartt WIP Store Nagoya
大阪 :Carhartt WIP Store Osaka
広島 :HYBRYDS
福岡 :Carhartt WIP Store Fukuoka
Carhartt WIP Store info:http://www.carhartt-wip.jp/stores/
HYBRYDS official blog:http://hybryds.blog.so-net.ne.jp/
チケット価格:¥3,000
注意事項:※各店舗への問い合わせはお控えください。
※各店舗取り扱い枚数に限りがございます。
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