バーバーカルチャーの新時代。 「BARBER SAKOTA」が愛される理由。日本独自の文化として、その存在価値を残す床屋が今熱い。昭和時代、男たるもの床屋に通うべきという風潮があったなか、時代の変化とともに時の流行は美容室という業態へと推移していった。男性と女性での美容への意識の差がなくなっていく一方で、床屋業界は少しずつ衰退の一途をたどっていった。 しかしここ最近、その床屋やバーバーカルチャーに新たな動きが生まれつつある。その要因としては、バーバーカルチャーの本場であるニューヨーク発祥のショップ「FREEMANS SPORTING CLUB(フリーマンズ スポーティング クラブ)」の日本上陸による影響が大きいだろう。そしてその名店を経て、昨年自身のお店である「BARBER SAKOTA(バーバーサコタ)」をオープンさせた店主、迫田将輝。彼が営むお店は、今注目を浴びるシーンの台風の目となりつつある。 バーバーカルチャーが進もうとする新たな時代の核心に迫ると同時に、その担い手でもある彼が、多くの人たちから愛される理由を探った。 2017.02.24 10:00
東京スケートカルチャーの新たなアイコン、HellrazorのTSUMIくんとそのお店端正な顔立ちに、8頭身のスタイル。さらには生粋のスケーターであり、巷で話題となっているブランドのディレクターも務め、最近では三軒茶屋に待望のスケートショップをオープンさせた。ストリートのシーンにおいて言えば、まるで非の打ち所がないようにも感じるパーソナリティ。そんな彼の名は渥美智晴。彼を知る者は皆、TSUMIくんと呼ぶ。絶対的なアイコン不在とも揶揄される現在のストリートシーンにおいて、彼の存在がいかにして影響を与えていくのか。次世代のキーマンとして確かな素質を持った、TSUMIくんが手掛けるお店を訪ねた。2017.02.14 10:00
まるで青春時代の延長のような。 ふたりの若き写真家が語ったリアル池野詩織とmarimoという20代の写真家。スケーターやユースカルチャーに少しでも興味のある者であれば、それぞれの名を一度は聞いたことがあるかもしれない。今回そのふたりが昨年末に開催した『SPICY PROOF』と題された合同の作品展に足を運んでみた。既にふたりとは仕事などを通じて面識があり、個人的にもとても気になっていた写真家でもあった。出自も性別も異なる写真家が、どのように邂逅し、今回のフォトエキシビジョンを催すことになったのか。その経緯からふたりが表現したかった想いについて訊いてみた。2017.02.01 10:00