「ほかでは売ってない」レアなZineが揃うセレクトショップ「commune」新代田駅から徒歩10分ほど歩いた場所に、土日のみオープンするセレクトショップがある。その名は「commune」。Zineやアートブックに特化したショップで「ここでしか手に入らないであろうアイテム」をセレクトしているという。近年、インディペンデントな精神を貫く本屋が増え、また、国内のアートブックフェアの規模も拡大の傾向にあり、かつて手に入りづらかった海外のZineやアートブックにアクセスできるスポットが増えてきた。それにもかかわらず、「ここでしか手に入らないアイテム」をセレクトしているとは一体どういうことなのだろうか。2017.02.13 10:00
SFアニメ好きの写真家・ソウヤンランの「完璧な身体」への憧れ偶然、気になる台湾人ファッションフォトグラファーをWEB上で見つけた。彼女のインスタグラムを見てみると、日本人には見覚えのある日本のアニメや古いシティポップがポストされている。台湾にあるカルチャーがどんなものかは知らなかったけど、なぜだか一気に親近感が湧いてきて、連絡を取ってみた。すると、昨年末から東京に住みはじめ、日本で活動を開始しているとの返答が。日本のカルチャーは、彼女の写真となにか関係があるのだろうか? ファッションフォトグラファー・ソウヤンランは、以前、SILLYでも取材した新鋭ブランド『kotoha yokozawa』の撮影や、本国版『i-D』WEBにて作品の掲載など、ファッションシーンを中心にじわじわと注目を集めはじめている若き才能だ。彼女はなぜ日本に来たのか? 日本のカルチャーはどのような影響を与えているのか? 台湾と日本それぞれの視点から彼女の写真について話を聞いてみた。ソウヤンラン Tseng Yen Lan 1993年生まれ。台湾台中市出身。19歳からキャリアをスタートし、身近な女の子をフィルムで記録し始める。”若い女性たちの美しさ”が中心のテーマ。女性の身体が持つ、形状、色、匂い、そして、彼女たちがもたらす雰囲気や感情といった様々な面に魅了されており、そういった女性への関心は、幼少期の環境や、自意識過剰、劣等感、そして、完璧な身体への欲望に起因している。近年は、若い女性だけではなく、ファッションデザイナーやスタイリスト、アーティストといった才能のある女の子たちを記録開始。kotohayokozawa 2017SS撮影。WestEast WE PEOPLE MAGAZINE撮影。 2016.12.05 10:00
気取らず、奢らず、誠実にインディペンデントを貫くオンライン書店「flotsam books」「flotsam books」は2014年にオープンして以来、エッジの効いたアートブックのセレクトで注目を集めるリアル店舗なしのオンライン書店だ。同店は日本のみならず、世界のカルチャーシーンをいち早く捉え、新しい本やアーティストを紹介している。ZINEやリトルプレスなど少部数冊子の品ぞろえの豊富さから、カルチャーに興味を持つ若者からの信頼も厚い。しかし「うちは最先端にいるとは思わないし、新しいことはやっていない」と店主の小林 孝行氏は語る。お店を取り巻く状況とは相反するように思える、その言葉の真意を聞いてみた。2016.11.30 10:00
昼からクラフトビール飲んでチルしない? リビングみたいなバー「ØL」やってしまった。取材時間を間違えた。予定よりも1時間以上遅刻している。慌てていると、取材先からメールが届いた。「来店はいつ頃になりそうでしょうか?」ヤバい。お店へ猛ダッシュで駆け込むと、店長は買い出し中だった。心もとない気持ちのまま店長を待つ。僕の心情とは裏腹に、店内ではMariah Carey「Emotions」が爆音で流れていた。ノリノリのビートに合わせて店員が踊っている。曲につられてこちらのテンションもあがってきたのだろうか。なんだか申し訳ないと思っていた気持ちが和らいできた。ちゃんと謝ったら許してくれるんじゃないか? そんな気がしてきた。いや、遅刻は遅刻か……。しばらくすると、店長が戻ってきた。すかさず謝る。「全然いいっすよ! 外で話しましょうか」どうやら気さくな人らしい。良かった……。僕らは大きく開かれた入り口を抜け、外の席で話を聞くことにした。まだまだ暖かい10月の昼過ぎ。日差しの気持ちいい時間だった。2016.11.02 10:00
「毎日がつまらない」写真家・佐藤麻優子の半歩ズレたユーモアパッと見、地味な印象の写真。それだけなら、興味をそそられなかった。しかし、よく見てみると、なんだかじわじわと笑えてくるのだ。夜も深まってきたころ、つまらないのに笑えてくる、変なツボに入ったあの感じにも似たオフビートな笑いの正体は、一体何なんだろう?1993年生まれの佐藤麻優子は、2016年に若手写真家の登竜門とも言える「1_WALL」にてグランプリを受賞。華々しいデビューを飾った写真家だ。しかし、彼女は「毎日がつまらない」と語る。有りあまるほどの時間を過ごす若者ならば、誰しもが感じる間延びした日々への退屈と焦り。そんな状況を打破するために、彼女が取った選択は、大げさではない、ささやかなユーモアを日常に滑りこませて写真を撮ることだった。つまらない毎日へと静かに反抗する彼女の写真について話を聞いてみた。佐藤麻優子 Mayuko Sato1993年3月7日 生まれ。桑沢デザイン研究所 中退。第14回 写真「1_WALL 」グランプリ。作品には「遊ぶ. disney」、「ただただ」、「まだ若い身体です」など。2016.11.01 10:00
プリクラとグラフィティがインスピレーション? 写真を遊び尽くす小林健太やばい写真を見た。全然写ってるものがハッキリ見えなくて、まるでドラッグでトリップしちゃったみたいに歪んだイメージの写真だ。2016.10.22 10:00