ファレルがプロデュースしたギークたち 『DOPE/ドープ!!』日本公開決定

あのファレル・ウィリアムスがエグゼクティブプロデューサーを務め、楽曲も提供しているまさにドープなコメディ映画『DOPE/ドープ!!』が、ついにこの夏、日本公開されることが決定した。


映画の舞台は、リック・ファムイーワ監督が青春時代を過ごしたロサンゼルスの犯罪多発地域イングルウッド、通称どん底(The Bottoms)。主人公は90sカルチャーとヒップホップが大好きでハーバード大学への進学を夢見る、スラム街で育った超ギークな高校生マルコム。彼はある日、好きな女の子を追いかけて、友だちのディギーとジブと一緒にドラッグディーラーのドムの誕生日パーティーにノコノコと出かけてしまう。


実はパーティーの裏では麻薬取引が行われており、警察がガサ入れに。その場がパニックとなる中、ドムは「モリー」と呼ばれるドラッグをマルコムのリュックに隠してしまう。窮地に陥ったマルコムたちは、天才ハッカーのウィルに助けを求め、闇サイトで「モリー」を販売し始める。


大学への出願期限、銃を持ったギャング、抜き打ち検査の警察犬、ドラッグ中毒のリリーや兄のジャイールなど、トラブルは果てしなく続く…。果たしてマルコムは一連の騒動を通して、ギークからドープになれるのだろうか?

ファレルの他にも、アカデミー俳優のフォレスト・ウィテカーやディディことショーン・コムズがプロデューサーに名を連ねた今作は、2015年のサンダンス映画祭とカンヌ国際映画祭で大絶賛された。『ボーイズ’ン・ザ・フッド』(91)や『ポケットいっぱいの涙』(93)などに次ぐ、新たなブラックムービーの誕生とうたわれているらしい。


キャストも豪華で、ドラッグディーラーのドムを演じるのはラッパーのエイサップ・ロッキー。「あんたが行くなら私も行くよ」とオタクのマルコムを危険なパーティーに導いてしまう美女ナキアを、レニー・クラヴィッツの娘ゾーイ・クラヴィッツが演じている。


サントラはファレルが担当しており、ナズやア・トライブ・コールド・クエスト、パブリック・エナミーなどの90年代のヒットが起用された。ファレルが書き下ろしたという、マルコムたちのパンクバンドによる楽曲も楽しみだ。


『DOPE/ドープ!!』 

監督/脚本:リック・ファムイーワ

製作総指揮:ファレル・ウィリアムス、マイケル・Y・チョウ、リック・ファムイーワ、デヴィッド・ロンナー

プロデューサー:フォレスト・ウィテカー、ニーナ・ヤン・ボンジョヴィ、PGA 

共同製作総指揮:ショーン・コムズ  

キャスト:シャメイク・ムーア、トニー・レヴォロリ、カーシー・クレモンズ、ゾーイ・クラヴィッツ、フォレスト・ウィテカー(ナレーション)

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提供:パルコ 

配給:ビーズインターナショナル

7月30日(土)より、渋谷HUMAXシネマにて、シネマート心斎橋ほか全国順次公開


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