限定10着。blackmeans×ELIMINATOR、初のコラボレートライダースジャケット

ロンドンの高級デパート〈セルフリッジ〉にてポップアップストアも開かれた〈blackmeans〉。数々の有名ブランドのレザーアイテムも手掛ける同ブランドと、UKロックカルチャーやアートとファッションの融合したアイテムを取り扱うセレクトショップ〈ELIMINATOR〉


日本のファッションシーンでも異彩を放つ両者初のコラボライダースだは「物や情報が溢れ飽和状態にある世界で、必要となってくる一つはマニアックな精神で一つの事に突き詰めているひたむきさや、その姿勢」と〈ELIMINATOR〉が説明する通り非常にこだわり抜いたアイテムだ。

ライトニングタイプのモデルをベースとし、ボディーのレザーには日本産の固く厚いカウレザーを使用。非常に無骨な仕上がりとなっている。


さらには職人が白いレザーの上に顔料プリントを施し黒く染め上げ、ハンドフィニッシュ仕上げで表面を削り下地の白いレザーを浮かび上がらせている。

こちらがリアビュー。ハードなレザー特有の無骨さが伝わるだろうか。


後身頃にプリントされたのは「4481」。英国の国番号44と日本の国番号81を足した数字で、ELIMINATORがUKと日本を繋ぐ数字としてショップを表すアイコンとして付けたものだという。

時計をはめる左腕の左袖には、メビウスの帯のグラフィックが。

そして衿裏には「PAST NOW FUTURE」の文字が。

これは〈blackmeans〉〈ELIMINATOR〉両者との関わりも深い〈ila.〉守矢努氏によるハンドペイント。もちろん一着ごとに文字の表情が異なっている。

僕もよく知る両者の力の入った入魂のアイテムなので、これはステンシルによるプリントではなくあえてハンドペイントで応えたいと思いました」と日本を代表するステンシル・アートの達人であり、ila.ステンシルサービスとして活動するアクティビストでもある守矢氏は語る。

ライダースジャケットというものは自分を主張するようなアイテムですので、プロダクトのかたちをとった“怨念”のようなものになるように気合を入れています。ステンシルは、フォントの型抜き〜スプレーと工業製品的なプロセスを経て“媒介(メディア)”に徹することから生まれる個性にフォーカスした表現だけど、これは真逆のベクトルを向いたフリーハンドによるペイントということですね」と話す通り、ライダースというアイテムの特殊性・神秘性をさらに高めている、まさに画竜点睛のペイントという印象だ。

こちらのライダースは限定10着の生産。残念ながらすでに完売済みだ。

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