日本のピストブームの火付け役となったMASH。
写真は2007年にドロップされた激レアな原盤だ。
(MASHとはなんぞや、というお前らはググってください。それかGood People & Good Coffeeに行って、事情通な店長にきいてください)
「MASHが登場した前と後」で日本のストリートシーンを語る人たちがいるくらい、ストリートカルチャーにとってインパクトの大きいフィルムなんだそうだ。
それは日本生まれの競輪フレームを使った、衝撃的な新しい遊びだった。
そして2015年、ついに、MASHの新作フィルムが発表された。
ドローンやらジンバルやらをつかったハイクオリティな映像が、激エモだ。
このフィルムが撮影された背景にコンテクストはあるが、映像それ自体に物語というものはない。
とにかく自転車をブッ飛ばすシズル感をパッチワークした映像である。
かっこいい。
昨年、MASH2015のジャパンプレミアが行われ、おれも観てきた。
おれはチャリンコやそれにリンクするカルチャーに関してはズブの素人で、まったく知識がないんだけど、このシーンの中心にいる友人から観るよう勧めてもらったのだった。試写会は、ただ観るというより、それはもっと包括的な体験で。
映像そのものだけでなく、現場の高揚感や、集まってくる人々のハッピーな一体感が印象的だった。
同じものを好きなやつらだけが集まってるんだから、そりゃそうよね。
すげえ映像が出てくるたびにオオっ!と歓声と拍手。
MASHクルーも来日して舞台挨拶をしていたが、会場にいる全員がMASHというプロジェクトを盛り上げているように見えた。
例えば音楽シーンなんかと違って舞台の上にいる人と下にいる人という構図はなく、自転車という誰にとっても身近なガジェットを使い、自分たちみんなで楽しもう、というフラットなコミュニティ感があった。
素人目にはそんな風に見えた。
見当違いすぎたらすんませんw
とにかくこれ、単純に面白かったので、少しでも興味あるなら見るといいフィルムだと思うぞよ。
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