2017年に楽しみなことの一つ、それはリドリー・スコット監督が1982年に発表したSF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編が公開されること。タイトルは『ブレードランナー 2049』(※邦題の数字は“ニー・ゼロ・ヨン・キュウ”と読む)で、オリジナル作品の舞台だった2019年から30年後の2049年の世界が舞台だ。
前作では人間と見分けがつかない“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレードランナー”のリック・デッカードをハリソン・フォードが演じていたが、続編ではライアン・ゴズリングがKという新人ブレードランナーを演じる。30年後の世界には新たな危機が迫っており、物語はKが30年間行方不明だったデッカードを探すところからスタートするのだとか。
そんなプロットを聞いただけでもワクワクするけれど、今週ファンをさらにワクワクさせる写真が到着した。そこには新旧のブレードランナーが肩を並べて写っている(トップ画像)。
ライアンはハリソンの大ファンだそうで、「ちょうどセットが独特の雰囲気の霧に包まれていた時に、どこからともなくハリソンが現れたんだ。シルエットだけでも間違えようがなかったよ。僕は彼を満足させるものを創り上げられることを心から願ったんだ」と撮影時を振り返った。
ちなみにリドリー・スコットは新作では製作総指揮を務め、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで高い評価を得るドゥニ・ヴィルヌーヴがメガフォンを執る(※上の写真は監督、リドリー、ハリソン、ライアンのオフショット)。
新監督はリドリーとハリソンとディナーに行った際に、早速デッカードがレプリカントであるべきか、人間であるべきかという論争で2人から集中攻撃を受けたそうだ。オリジナルが公開されてから34年間、リドリーは“デッカードはレプリカントである”と主張し、ハリソンは“デッカードはレプリカントではない”と反論している。
ハリソンはこの点について、「これについては自分自身を喜んで検閲するよ。オリジナル版を撮影していた時から興味深い問題だったし、その時にその答えは得られていないからね。ただ、“『2049』は十分に入場料に値する”ということは言えるよ(笑)」とコメントしている。
『ブレードランナー 2049』は11月に公開予定。それまでにオリジナル版を復習しておこう。
『ブレードランナー 2049』
製作総指揮:リドリー・スコット
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト、ジャレッド・レトー、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、カーラ・ジュリ、マッケンジー・デイヴィス、バーガット・アブディ、デイヴ・バウティスタ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2017年11月全国ロードショー
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