オーストラリア発、スケートカルチャーにフォーカスしたライフスタイル誌BILDE PAPER


有名なスケートボード雑誌といえば「THRASHER」「The Skateboard Mag」、日本だと「SKATEboarding」とかが思い浮かぶかな?

このたび、オーストラリアから創刊された雑誌「BILDE PAPER」は、スケートボードカルチャーにフォーカスしつつ、それらを取り巻く人物たちのライフスタイルに迫った、既存のスケートボード雑誌とはひと味違ったマガジンだ。


創刊号にはTobin Yelland、Kaloe Kaaikala、Ardalan Tahvildari、Alex Campbell、Josh Stewart、Ben Hermansらを迎え、スケートボーディングに関する対話を特集。そのなかには、森田貴宏が日本人として唯一この号に特集され、彼の写真は表紙にもなっている。

また、9月16日(金)には、この創刊を記念して、以前SILLYでも取りあげた富ヶ谷のショップ、SEE YOU SOONにて、ローンチパーティーが開催された。SILLYでは、Snapchatを通してレポートすべく潜入取材を敢行。

このローンチパーティには、「BILDE PAPER」の制作者であるJames Whinerayも来場していたので、彼にこの雑誌についていろいろ聞いてみた。


−「BILDE PAPER」のコンセプトは?

「”スケートボードを通しておもしろいことを表現する”っていうのが一番のコンセプト。ただ、”スケートボードしてる”ってことだけじゃなくて、スケートしてる人たちの、スケートしてる時間以外にも焦点を当てたっていうのも、大事なコンセプトのひとつかな」


−なぜスケートボード誌ではなく、ライフスタイル誌にしたの?

「僕が会ったスケーターたちは、スケートボート以外のこともしてるんだ。写真家だったり、ミュージシャンだったり、アーティストだったり。だから、スケートカルチャーに関わる人の"スケートだけじゃない部分"にも焦点を当てて、そういうことを広く知ってもらいたいと思ったんだよね」


−スケートだけじゃない部分にフォーカスするって、例えば?

「彼らのスケート以外の興味の先、例えば政治とかに関しても、ちゃんと深く掘り下げてる雑誌になってるんだ。普通のスケートボード雑誌だったら、アクションが大きくて危険なトリックとかの写真をいっぱい使ってると思うんだけど、そういうのも使ってないしね。カバーの写真を見てもらっても分かると思うんだけど、このスケーターはただプッシュしてるだけなんだ。別に危険なトリックやアクロバティックなことは何もしてないだろ?」


−「BILDE PAPER」を通して何を伝えたい?

「僕は、ただ単にプロのスケートボーダーみたいな感じでスポーツとして楽しむっていうより、普通の人が普通にスケートボードを楽しむこと自体が素晴らしいことだと思ってる。だから、スケートを愛するすべての人にフォーカスしたいんだ」

ちなみに、「BILDE PAPER」は世界限定1,000冊の販売予定。そのうち限定50冊は、SEE YOU SOONにて1,500円で発売している。もちろんSILLY編集部でも購入したので、中身をチラ見せしよう!

この取材の様子は、SILLYのSnapchatアカウントsilly_tokyoをフレンドに追加して見ることができるので、そちらも合わせてチェックしてみて。

0コメント

  • 1000 / 1000