今の世界基準の音を創造するバンド、yahyelが語るコンセプトとアジェンダ 今年のフジロックの初日。オールナイト・フジとレッド・マーキーのプラネット・グルーヴを残して、ほとんどのステージで音が止まった午前3時。ルーキー・ア・ゴーゴーは、妙な熱気に包まれていた。ライブを終えたミュージシャンや翌日に控えたているミュージシャンたちが、このステージに登場するyahyel(ヤイエル)を待っている。それだけでも、いかに注目されている存在なのかが窺い知れた。フジロックのルーキーステージは、古くはASIAN KUNG-FU GENERATIONやサンボマスター、最近ではSuchmosなど、若手バンドの登竜門として知られている。ここから、飛翔していったバンドは少なくない。yahyelは、フジロックをきっかけに、先達とは違った道を歩みはじめるに違いない。そう感じさせてくれる唯一無二の世界観を披露してくれた。2016.10.07 10:00