実は日本と違って祝日が少ないアメリカですが、今週月曜日は、独立記念日のためあちこちでバーベキューをしたり、ルーフトップでのイベントで盛り上がったりしています。
これまで歴史のある世界のスニーカーブランドについてついて書いてきましたが、今回はSPINGLE(スピングル)という、日本のブランドのことについて。
"じゃけん魂"といっていいのかわかりませんが、職人魂を感じずにはいられない広島で2002年にスタートしました。
日本人による、日本人のための研究を重ね、その履き心地の良さから2004年にはパリコレクションで発表するほどまでに成長しました。
SPINGLE(スピングル)とはオリジナルの造語で、spin(回転)しながら、常に動き続ける現在進行形(ing)+グルグルと螺旋状に回り成長し続けるブランドであるようにと願いが込められて、名付けられました。
ロゴはそうしたコンセプトにちなんだ、コマの形がデザインされています。
もっとも大きな特徴といっていいのは、「バルカナイズ製法」という、ゴム底と靴本体を接着し、そのあと釜の中に入れ100度以上の温度で約一時間ほど圧力をかける製法のこと。1839年に、アメリカでチャールズ・グッドイヤーが発明した、”“スニーカーの原点製法”とも言える製法で、日本でも数えるほどしか工場はありません。
この製法をすることで、型崩れがしにくく、長持ちするスニーカーを作ることができるんです。しかし手作業による工程が多いので生産効率が上げにくいのも確かなところ。
それから、自社工場にはゴム工場も併設されており、スニーカーごとにゴムの素材から生ゴムの調合まで、調整して作られているのだそうです。
しかし、SPINGLE(スピングル)はこれを逆手にとらえ、手作りだからこそ、ひとつひとつ職人さんが作るからこその仕上がりの温度をブランドの良さとして、世界に伝え続けています。
これからが楽しみなスニーカーブランドですね。
そういえば。
連休の始まりにマンハッタンから1時間ほどの場所にある、Harriman State Parkに行ってきました。バンビがこっちを見ていたときは、一瞬冗談かと思うくらい美しい光景でした。
嘘じゃないです。本当に見たんです。
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