一目惚れってこういう感覚なんだろうか。こんなに胸がドキドキしちゃうのね。
日本人彫刻家、木下雅雄（きのしたまさお）さんの彫刻に惚れちゃったよ。木下さんの作る彫刻で、「筋肉」をむき出しにした作品が有る。こういう彫刻ってあんまり見たことなかったからかなり吸い込まれていった。
ちなみに、「むき出し」ってそのままの意味だよ？
ボクが勝手に持っていた「彫刻」っていうイメージをぶっ壊してくれた作品。木下雅雄の作品を公開許可をもらったのでご紹介させて欲しい。こういう彫刻も有るんだなーと思った。
国宝にもなっている鳥獣人物戯画の「兎」をイメージして作られたやつ。しかもブロンズだ。なぜにボディービルダー？という疑問だらけだけど、そういう常識にとらわれてない感じが好き。めっちゃマッチョ。
同じく鳥獣戯画より「蛙」。これもブロンズ作品。ボディービルのポーズ的に言うと「サイドチェスト」ってやつだ。こんな蛙がもし急に現われたら失心ものだわ。
十二支の戌(犬) をイメージして作られた作品。筋肉がむき出し。筋繊維が細かく作り込まれている。十二支シリーズをやろうとするも、この一作品で挫折というエピソードが有る。
テディーベアをモチーフにした彫刻。筋肉だらけなので、これを気に入ってくれる少女がいるか心配…。このテディーベアの手足は可動するんだってさ。
ヒンドゥー教の神様のガネーシャ。かなり筋肉が複雑に作り込まれている。現実ではおそらく見ることのない物の筋肉を表現している。
ギリシア神話に登場する「Maenad」。とても女性らしいしなやかな流曲線に魅かれる。「Maenad」については、「皮膚有り」「骨だけ」の3タイプが木下雅雄さんのHPで公開されている。
これは有名な某アヒルキャラクターをモチーフにしたみたい。「某アヒルキャラクター」がなんのことかはこのさい置いておいて、「こんな生き物がいたら、きっとこんな筋肉なんだな」って思っちゃう。すごく細かく作られているのも凄いな。
さて、木下雅雄さんの作品はこれ以外にも色々な筋肉彫刻が作られている。たとえば「ケンタウロス」「鬼」「天使」「阿修羅」など、おそらく現実世界ではお目にかかれない生き物の「中身」が創造されている。
筋肉（中身）…見てみたいと思わないだろうか。もし見たくなった人は、ぜひ木下雅雄さんのサイトに訪れることを推薦したい。ボクと一緒のように、心ときめいて欲しいものだ。作品ごとにストーリーがつづられている。それらも必見物なのだ。
source：木下雅雄さんのHP - home
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