細いヒールでぐいっとかかとを地面から持ち上げて、スタイルをセクシーにみせるハイヒールの靴。
ハイヒールで颯爽と歩く大人の女の人って、めっちゃ憧れちゃう。
でも、重心の安定がとりにくいハイヒールをはいて一日中を過ごすのには足の痛みに耐える覚悟が必要だ。
このテクノロジーが発達した現代で、どうしてもっと足が痛くならないハイヒールがないんだろう?
宇宙に行けるロケットや、超ちっちゃい分子とかまでデザインできちゃうこの時代にハイヒールが昔とおんなじままなんておかしくない?!
航空宇宙メーカーSpaceX社のリクルーターとして働いていたDolly Singhもそんな風に考えた女性のうちのひとり。
ハイヒールをはかないっていう選択肢もあるけど、彼女は物理学や工学、技術者のチームを集めたThesis社を創業し、ハイヒールの中身から再設計することを選んだ。
女の人のファッションアイテムとしてではなく、動き回る直立した人体をどうしたら無理がなく細い小さなヒールで支えることができるのかって考えたら確かにロケットが作れるくらいのブレーンが必要かもしれない。
従来のハイヒールには、シャンクっていう土踏まずの部分の強度をささえるための金属の板が入っているんだって。
直立する人間の重さを支えてサポートするのに、ちょっとこの金属の板は頼りない。
こんな細い板の上に一日中体をのっけて歩き回ってたらそりゃ足も痛くなるよ。
Thesisのハイヒールは、この足を支える鉄のシャンク部分を、最新のポリマー素材やプラスチックに置き換える。
この従来の素材とは違うハイヒールの土台は、つま先にギュッと集中してしまう力の負荷を分散し、歩いたときにかかとに伝わる衝撃をやわらげるんだって。
この、再設計されたヒールを使った3.5インチ(約9センチ)の踵がついた製品版のハイヒールはThesis社のサイトで現在予約を受け付け中。
ハイヒールのデザインはまだ発表されておらず、今年の秋に公開されるとのこと。
足の痛みに耐えられないから普段全然はかないけど、こんなハイヒールなら一回ためしてみたいなあ。
source: bloomberg motherboard thesis
(kyoko)
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