人工知能もラップのリリックやライムが理解できちゃう時代がきた!
フィンランドでデータサイエンスを研究しているEric Malmiが作ったラップ自動生成エンジン「BattleBot」。
「battlebot」のサイトでは、英語かフィンランド語のリリックを入力すると、人工知能がそれに韻を合わせた一行の歌詞を様々なラッパーの膨大な曲の中からピックアップしていくつか返してくれる。
ランダムにデータベースから歌詞を選んでくれるボタンで、誰かのリリックをずっとつなぎ合わせた一曲を作ることだってできちゃう。
クリックすると、人工知能のピックアップした歌詞の韻がどれだけマッチングしていたのか詳細も表示できちゃう。
そんな風に、ラップのリリックの事みたことなかったからめっちゃおもしろい。
独特の言葉遊びやリズムを持ち、複雑な構造をもつラップのリリック。
ラッパーのスキルが高いほど、複雑で創造性の高度な韻を踏んだものが作られるがそれをデータとして数値化していいリリックを自動で判断することは難しい。
このアルゴリズムの作者のEric Malmiさんは、まずデータマイニングの技法を使いラップの歌詞のライムのテクニックを数値として分析できる方法を考案した。
歌詞の小節の終わりの言葉の母音を揃えることで作られるライムに対して、ラップの歌詞から韻を踏んでいる部分を自動的に検出して、
様々なラッパーの歌詞の中から、繰り返しの協調やコーラスなどの韻ではない要素を含まない正規化したデータを取り出し歌詞の中の韻を踏んでる割合を計算。
さらに、歌詞の中で使われる言葉の種類の豊富さもアーティストごとにデータにして人間がこの歌詞めっちゃすげえ!って思うテクニックをデータに翻訳。
可視化してみたら面白かったから、人工知能と交互にラップのリリックをやり取りしてラップバトルや次の歌詞を自動で作って遊べちゃうbattlebotを作ってみたんだって。
データ分析って、こんな風に使えるのか!すっげー!!!
数値化するのが難しい創造的なスキルをデータにしていく手順って、推理小説みたいでとってもスリリングでおもしろいなあ。
source:GEEK MITtechnologyreview Meaning4meaning
(kyoko)
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