シンプルな装いにもう1枚。東東京から香りのレーベルが誕生

「日本人っていうフィルターを通した表現方法として、日本の技術や所作を伝えたいという気持ちから、服を作りはじめたんです」

合田知勢子さんのそんな思いから2002年にスタートしたブランド「傳 tutaee(つたえ)」。メンズ、レディスの服をはじめ、最近では日傘も手掛けるなど、表現の幅が広がりつつある。そんな傳が、香りの新レーベル「9(ここの)」をデビューさせた。

もともと、東京・代官山を拠点としていた傳は、2013年に蔵前に移転。しばらくすると「東東京」というフィールドの面白さに気付いたという。その面白さとは、風通しのいい状態で異業種がつながっていること。そして、東東京で他業種の人たちと関わっていくうちに「やりたいことが一貫していれば、いろんな表現があっていいんじゃないかなって思えるようになったんです」(合田さん)

「9」は、傳が2015年から展開しているオーガニック素材のインナーウェアにつながるレーベル。「シンプルであればあるほど、トゥーマッチなものはいらない」と感じ、シンプルな装いの上に1枚羽織る大切なものとして「香り」にたどりついたのだとか。

使われる素材はすべて天然由来。「ファブリックスプレー」も「アロマハンド&ボディクリーム」も、植物から大切に抽出された天然のエッセンシャルオイルをベースにしたやさしい香りが特徴だ。「困ったことがあったら、自転車さえあればすぐに相談に行けるような、東東京のメリットを生かしながらチャレンジした」という「9」。日本の良さを大切にする傅からの、新しい提案だ。



9

ファブリックスプレー 3,456円(税込)

アロマハンド&ボディクリーム 2,700円(税込)

傳 tutaee

Tel : 03-3861-5670

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