二日酔いの朝に飲みたい! スロージューサーで楽しむ自家製ジュース

Ayami Imanishi

会社勤めのライター兼エディター。おいしいごはんとお酒があればどこへでも。

もうすぐはじまる忘年会シーズン。つい飲みすぎて、朝になって大後悔……なんて経験をしたことがある人は多いはず。そんなときは野菜ジュースを飲むのが効果的という説があり、塩分や糖分を含んだ水分を補給することが重要らしい。

お酒は好きだけど、二日酔いのたびに「もう飲まない!」と思う私がいま気になっているのが、「スロージューサー」だ。“健康に気を使っているアピール”な感じがしてこれまで興味がなかったものの、無茶するにはカラダが資本。そこで、ヒューロムの「H15」というコンパクトモデルを使ってみた。

一般的な高速ジューサーが鋭い歯が回転して野菜や果物の細胞壁を壊しやすいのに対し、スロージューサーはゆっくり圧搾する方式なので、細胞を壊さないのが強み。同じジュースでも、スロージューサーで作ったほうが栄養量が多くなる。


スロージューサーは各社から登場しており、初心者には選び方が難しかったりする。今回選んだヒューロムの「H15」は、初めてスロージューサーを使う人向けのコンパクトモデルだというので選んだ。


ただし、スロージューサーは全般的に大型なモデルが多い。H15がコンパクトといっても、幅176×高さ394×奥行き176mm、重さは4.4kgあるので、想像していたよりも大きかった。とはいえ、デザインはすっきりしているし、これなら出しっぱなしにしてヘビーユースできそう。

フタを開けると、2枚羽のスクリューがあるのが分かる。投入口から野菜や果物を入れると、ここで圧搾される仕組みだ。1枚羽は片手、2枚羽は両手で搾るイメージなので、搾れる量が多くなるのだとか。


何はともあれ、H15を使ってみよう。今回作るのは、ヒューロムの公式サイトにも出ている「ニンジン・りんご・トマトのジュース」。

ひとり分はニンジン1/4個、りんご1/4個、トマト1/4個。今回はせっかくなのでふたり分用意した。ニンジンは皮のままでスティック状、りんごは芯を取って適当な大きさ、トマトはヘタを取って適当な大きさに切る。

あとは、りんごを半分、続いてニンジン、トマト、残りのりんごの順に入れるだけでOK。りんごを入れると、果汁はタンクへ、搾りかすはタンク横からぎゅうぎゅうと出てくる。搾る時間も2杯分で3~4分ほどだったし、おいしいジュースのためならこれくらいは我慢できる。

ジュースキャップを外してコップに注いだら完成! 見た目は完全に野菜ジュースだ。自家製の野菜ジュースは初めて口にしたが、思いのほか甘さがあって、単純に「おいしい」と思った。ドラム内の回転ブラシがジュースをきちんとミックスしてくれて、適度なまろやかさが生まれている。正直、野菜ジュースなんて市販のもので十分だと思っていたが、これは明らかに違った。変にドロっとしていないのも気に入った。


あと、使ってみて意外だったのは、圧搾中の音がかなり静かなことだ。ミキサーは「ガリガリガリ」という粉砕音が激しいが、圧搾なのでそこまで騒がしくはない。これなら部屋に恋人や友人が寝ていても、あまり迷惑にはならなさそうだ。

ミキサーやスロージューサーの最大の難点は、掃除のしにくさだと聞く。その点、H15には細いパーツがたくさんあるわけじゃないので、スムーズに掃除できた。きれいに搾りかすが取れない箇所は、付属のブラシでささっときれいにしよう。


二日酔い対策、健康維持、おもてなし……H15はさまざまな用途がある。初めてのジュース作りに使うマシンとしては、申し分ない一台だ。実売価格は3万2180円。ちょっと高めのキッチン家電ではあるものの、おいしいジュースが飲めて健康になれるんだから、おトクな買い物だ。「おいしいジュース作ろうか?」と、女の子を部屋に誘う口実にするのもいいかもね。


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