今回は映画のお話。実は私もNetflixで見つけて、慌てて観たのですが。
その名は”SNEAKERHEADZ"。
スニーカーヘッズ。
はい、もう名前からカッコいいです。
この映画は2015年にアメリカで制作されました。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」の製作を担当し、アカデミー賞にも4部門デヴィッド・T・フレンドリーと、様々な作品で活躍中の若干30歳のプロデューサー、ミック・パートリッジ。
”なぜそんなに集めるのか”
90年代のスニーカーブームから、現在に至るまで時に病的にも人を熱中させてきたスニーカー文化の流れと、スニーカヘッズと言われる愛好家のインタビューを交えながらのドキュメンタリー作品です。
限定スニーカーを入手するためにゴミ箱の中に隠れたり、新しいスニーカーが発売されるとなったら、何日間も並んだりする人たちがいるほど絶大な人気は一体どこからくるんだろう。ロサンゼルスやニューヨーク、ポートランドにソルトレイクシティ、東京など世界各地にスニーカーがもたらしたカルチャー的な影響について追っていきます。
インタビューするのは、ラッパー、俳優、スポーツ選手、プロスケーターなど、各著名人に加え、熱狂的なスニーカーファン。コレクションが1000足以上を超えた時点で数えるのを止めたというツワモノもいました。
面白いのは、90年代はまだインターネットもまだここまで普及していなかったからか、スニーカーが流行した理由が場所によって違うこと。
アメリカでは、”エアジョーダン1” がナイキから発売された1984年以降、スニーカー・カルチャーを、バスケットボール選手が中心となり牽引してきました。NYのあちこちで見かけるほど、バスケットボールがストリートカルチャーと密接だからではではないでしょうか。
一方で日本のスニーカー・ブームの先駆けとなったのは、それから10年も経った1995年,"エアマックス95" の登場でした。アメリカのようにスポーツ選手が、というのではなく。ストリート・ファッションマガジンに紹介されたことで、爆発的に人気となりました。50 倍以上の価値で転売されたり、その影響で多くの偽物が出回り、さらに"エアマックス狩り"なんていう、盗難が各地で多発するなど、前代未聞の社会現象になりましたよね。
それ以降、一つの文化となったスニーカーという分野。
じゃあこれから、未来はどうなっていくのでしょうか。その見解。是非、映画で観てみてください。
そういえば。
私はこんな未来を待っています。
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