KOHHやKeith Apeなどアジアのラッパーが世界中から注目を浴びているが、インドネシアの飛び道具的ラッパーのRich Chiggaがイマ熱い!
どうやら今年の2月に『Dat $tick』のビデオがリリースされてネット上でざわざわしていたようだ。
曲だけ聴いてると今っぽいクールでキャッチーなトラップだが、ビデオではピンクのポロシャツ・カーキの短パン・リーボックのウェストポーチという、”休日のお父さんスタイル”なチガくんと、ステレオタイプなドリル／トラップのビデオの動きをしてるお友達に目が釘付けになる。
しかも彼らはまだティーンエイジャー、チガくんは若干16歳! なんたってフロウがカッコいいし、動きもサマになってる。
こうして注目されると必ず起きるのが非難や冷やかしだったりする。例えば本物の殺し屋なんじゃないかとか、カリフォルニアのどっかのリッチキッズなんじゃないか、とか。でも本当は（「Dat $tick」をリリースした時は）アメリカに行ったこともなかったジャカルタ出身のラッパー。しかもその前はコメディアンだったそう。（16歳でそのキャリアチェンジって、インドネシアすごい。）
学校にも行かず、英語の勉強もラップのカルチャーもすべてインターネットで学んだらしい。現在もジャカルタに住んでいて、ご両親は彼が何をラップしているかまったく理解してないという。インドネシアでは汚い言葉を使うことをためらう人が多いそうで、チガくんもその理由から英語でラップしているようで、母国語は単語で織り込んでいくくらいとのこと。
さらに、このビデオを観たラッパーたちが感想を言ってるビデオもあって、皆そのお父さんなルックスにも注目しつつ『ラップがドープだぜっ!!』って絶賛してる。
(登場ラッパー：Flatbush Zombies, Cam’ron, Desiigner, Ghostface Killah, Tory Lanez, GoldLink, Madeintyo, and 21 Savage）
GoldLink：「完璧。そのスタイルのままやってった方がいいよ。もっとお父さん感出してこ」
Desiigner： 「一人前だな」
Ghostface Killah：「yeah yeah, リミックスやるよ」
本当にGhostface Killahのリミックスが出たらヤバいよね。音楽をやりはじめてまだ1年というRich Chigga、今後も目が離せない!
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